医者

精神科と心療内科で精神的な安定を得る【悪化させないための治療法】

認知症の特徴

今後増える認知症患者

看護師

精神科の診療範囲は広く、様々なこころの病気を扱っています。古くは精神分裂病と呼ばれていましたが、現在では統合失調症と呼ばれるようになった疾患を始め、人格障害、躁鬱病、適応障害、神経症、不安症、脅迫障害、アルツハイマー病、パーキンソン病、てんかん、不眠症などです。そして、やはり患者数で多いのはうつ病の人です。テレビのコマーシャルなどで、うつ病のことを「こころの風邪」などと言い換えて表現したことが功を奏し、うつ病で悩んでいる人たちの心理的なハードルが下がり、精神科に受診しやすくなったためです。そして今後は、うつ病の患者だけではなく、日本の超高齢化社会を反映して、認知症の精神科受診者数が増加していくと予測されます。認知症も、以前は高齢者なら誰でも忘れっぽくなったりする、いわゆる「ぼけ」の状態だと考えられていたため、病気として認められることが難しく、受診に繋がりませんでした。しかし近年では、認知症が広く知られるようになったため、患者数が増えているのです。

認知症の治療

一言で認知症といっても、その中にはいくつかの種類があります。多いのは、アルツハイマー型認知症と、脳血管型認知症です。アルツハイマー型認知症とは、脳が少しずつ委縮していくことで起こる病気です。通常は、症状の進行はゆっくりで、初期には周囲の人間にも気付かれにくいことがあります。脳のCTやMRI検査をすると、脳が正常な人に比べて小さくなっているのが分かります。これに対して脳血管型認知症は、脳梗塞や脳出血などの原疾患により、脳の一部が障害を受けることで発症します。このため、その症状は脳のどの部分が障害を受けたかによっても異なってくるのが特徴です。そして、その進行は階段型と言われ、時に急激に進行する場合があります。精神科での治療は、認知症の進行を遅くするという治療と、認知症に伴う周辺症状を改善する治療との大きく分けて二つが柱となります。特に認知症に伴う抑うつ状態や、不眠、暴言・暴力などの症状を改善することは、患者本人だけではなく介護する人にとっても重要です。